その黄ぐすみは「糖化」のサイン!? 肌の糖化度&お手入れ方法をチェック


あなたの肌の糖化度をチェック!

食事などから摂った余分な糖が体内のタンパク質などと結びつき、体の不調や老化に直結する「糖化」。今回は、肌や美容にスポットを当てた【肌編】をお届けします。あなたの肌の糖化度や、お手入れ方法をチェックしましょう。




それは肌に関しても同じことが言えます。肌の糖化が進むと様々な肌トラブルが起こり、年齢よりも老けて見られる原因となってしまいます。では具体的にはどんな症状があらわれるのでしょうか?

まずはあなたの現在の肌の状態から、糖化の可能性をチェックしてみましょう!

肌の糖化度をセルフチェック!

□ 肌が黄色っぽくくすんでいて、透明感がない
□ 美白ケアや日焼け対策をしても肌が明るくならない
□ 顔全体にハリや弾力がない
□ 昔と比べ、肌のやわらかさがなくなってきた
□ 肌表面が硬くごわつく感じがする
□ 肌の乾燥が激しい
□ 化粧水のなじみが悪くなった
□ 口角が下がり、たるみが気になってきた
□ 白目が濁ってきた気がする

チェックした数が多ければ多いほど、肌の糖化が進んでいる可能性が大!


それでは、肌の中で何が起こっているか、詳しく見ていきましょう。

肌が糖化するとどうなるの?
肌は主にタンパク質でできています。これらが体内で余った糖と結びつき「AGEs(エー・ジー・イー:最終糖化産物)」となると、硬くなり、弾力性や柔軟性が低下してたるみやごわつきの原因になります。さらに、AGEsそのものが褐色であることから、肌にたまると黄色くにごったように見えてしまいます。肌が糖化することで、見た目の印象が老けてしまうのはもちろん、皮膚機能そのものが低下し、老化が進行しやすくなってしまうのです。

<真皮が糖化すると…>
肌の若々しさを保つコラーゲンやエラスチンが糖化することで、弾力性や柔軟性が低下してたるみの原因に。黄色くくすんで見えてしまうのも特徴です。

<角層が糖化すると…>
肌の最表面にある角層が糖化することで、キメが低下し、肌にごわつきや硬さを引き起こします。




肌の糖化が気になったら?
「私の肌、もしかしたら糖化しているかも…?」と思ったあなた。まずは今日から、食生活や運動など、生活習慣の見直しに取り組んでみてください。

*糖化により現れがちな肌悩みに対応するお手入れをご紹介しています。


① 糖化した角層が固着する前に、ふき取り美容液でこまめにケア

大人の肌では、古くなった角層をはがす酵素の力が低下しています。その結果、ごわつきや硬さの原因である糖化角層が肌表面に固着してしまいがち…。
だからこそ、角層が糖化して肌に固着してしまう前に、こまめに取り去ることが大事。おすすめは、「ふきとり美容液」でのケアです。古くなった角層をやわらかくしてコットンで優しくふき取ることで、やわらかな肌状態を保ちましょう。大人の肌は乾燥しがちなので、摩擦で乾燥しにくいミルクタイプがおすすめです。


② 保湿をしっかりと

糖化した肌は、肌が硬くなりごわつきがち。そのためまずはスキンケアの基本である保湿を丁寧に行ってください。化粧水がなじみにくい場合は、少量ずつハンドプレスしながら重ね付けしていくと、保湿効果が高まりますよ。 また、使い続けるうちに、ついついお手入れが自己流になってしまう方も多いため、正しい使用方法や正しい使用量を、定期的におさらいしてみるのも重要です。


③ 年齢サインや色にごりに着目したアイテムを選ぶ

乾燥、ハリ、ツヤのなさといった年齢サインや、色にごりによるくすみ、硬さやごわつきなど、糖化によりあらわれやすい肌トラブルに対応したアイテムを選びましょう。 ハリや色にごりに着目したエイジングケアアイテムや、シワ改善効果のある美容液などで丁寧にお手入れをすることで、若々しい見た目印象が目指せますよ。


④ UVケアは欠かさずに

紫外線が当たると糖化が促進されると言われています。そのため、毎日のUV対策は欠かさず行いましょう。日射しを感じにくい梅雨時期や秋冬も油断せずに、年間を通したケアが大切です。 一旦糖化してしまうと、なかなか改善しにくいため、まずは予防が重要。これ以上の悪化を食い止めることを意識しましょう。生活習慣の改善を心がけながら、肌のお手入れを正しくきちんと継続することが大切です。ぜひあきらめずにお手入れを続けてみてください。


糖化に気をつけた生活で、美しく健康に
身体の不調や肌の老化を引き起こしてしまう糖化。もしかしたら私もそうかも、と思い当たった方も多いのではないでしょうか。
毎日の積み重ねが大きく影響するため、ぜひ今日から糖化を意識した生活や、肌のお手入れを心がけてみてくださいね。