頭皮クレンジング、どんなやり方があるの?


健やかな髪を育てるためには、健やかな頭皮環境が必要。スキンケアと同じように頭皮ケアも行なってみませんか? 今回は頭皮ケアのひとつ、「頭皮クレンジング」についてまとめました。オイルやジェル、シャンプーなどのおすすめアイテムから、頭皮クレンジングの効果的な方法まで、セルフでできるケア方法をご紹介します。

◎「症状」と「予防法」


頭皮トラブルにより気になる「3つの症状」


【症状1】フケ・かゆみ・ニオイ

頭皮が濡れた状態だと雑菌が繁殖しやすくなり、頭皮のかゆみやフケの原因に。シャンプーなどで髪を洗ったあとは、しっか
りタオルドライし、ドライヤーで乾かすようにしましょう。


【症状2】白髪

白髪になる原因には、紫外線の影響が大。頭皮の中の毛根に紫外線ダメージが及んでしまうと、白髪が発生するといわれています。


【症状3】抜け毛、薄毛

抜け毛や薄毛の原因にも、紫外線が影響しています。これは、髪をつくる素となる毛母細胞が紫外線によってうまく働からなってしまうからです。


頭皮トラブルを防ぐ「3つの予防法」


日頃からできる頭皮トラブルの予防法やケア法をご紹介

紫外線や汗・皮脂から頭皮を守るためには、どのようにしたらよいのでしょうか。日頃からできるトラブル予防法やケア法をご紹介します。


【予防1】紫外線を防止

頭皮に紫外線を浴びないようにすることが大切です。外出時には、日傘や帽子を活用したり、髪用の紫外線防止スプレーなどで頭皮の紫外線予防を心がけてください。また、汗を抑えるには、首元を冷やすのがおすすめ。ネッククーラーやタオルなどを使うようにしましょう。


【予防2】 頭皮のクレンジング

頭皮の毛穴や汗腺の汚れには、クレンジングがおすすめです。シャンプー時にマッサージを取り入れて、しっかりと頭皮をクレンジングしてください。頭皮をもみほぐすことで毛穴や汗腺から汚れを浮かび上がらせることができます。


【予防3】汗を洗い流す

汗をかいたと感じたら、できるだけ早く適切な温度のお湯で洗い流しましょう。シャンプー剤を使いたいところですが、シャンプーは1日に何度も使うと逆効果。シャンプーは1日1回にしてください。


◎「頭皮クレンジング」をする方法【2選】


【1】頭皮を健やかにするシャンプー法<4STEP>


<STEP.1>ブラッシング

まずは、ブラシで軽くブラッシングします。そうすることで髪表面のほこりが取れ、頭皮の汚れを浮き上がらせてくれます。


<STEP.2>ぬるめのお湯で予洗い

シャンプーをつける前に、お湯で頭皮と髪をしっかりとすすぐ「予洗い」をしましょう。お湯の温度は38度前後がベスト。あまり熱いお湯で洗うと必要な皮脂が取れすぎてしまい、頭皮の乾燥を招く恐れもあるので注意してください。髪の表面だけではなく、内側と頭皮にも十分にお湯を行き渡らせると、少量のシャンプーでもしっかり泡立ちます。


<STEP.3>シャンプーで洗う

予洗いが終わったら、シャンプーで洗いましょう。シャンプー剤は、髪や頭皮に必要なうるおいは残し、不必要なものは取り除く保湿効果の高いものがおすすめです。シャンプーの量はさくらんぼ大を目安にし、指の腹で頭皮をもみほぐすように洗います。爪をたてて洗うと、頭皮が傷ついてしまうので注意。


<STEP.4>しっかりすすぐ

シャンプーが終わったら、しっかりすすぎます。シャンプーの2倍くらいの時間をかけ、泡が残らないようにすすいでください。とくに、生え際や襟足などは念入りにすすぎましょう。


<STEP.5>ヘアドライ

シャンプー後はタオルで十分に水気をふき取ります。その後、ドライヤーを使って短時間で乾かすようにしてください。このとき、ドライヤーを近づけすぎると頭皮と髪を傷めてしまうので、ある程度距離を離します。最後に冷風を髪全体にあてて、頭皮をクールダウン。髪のキューティクルも引き締めましょう。


【2】シャンプーしながらできる頭皮マッサージ<4STEP>

<STEP.1>5本の指で前頭部の地肌をセンターに寄せる

お湯でしっかりと予洗いしたあと、シャンプーをよく泡立ててスタート。 生え際から頭頂部に向かって、「パー」の手でセンターに地肌を寄せるようにして、頭蓋骨を洗うイメージで行います。1か所につき5回動かしましょう。むくみを取ってくれる効果大!
5本の指で両サイドから。

このとき、前頭部の額の生え際からスタートし、耳と耳を結ぶ「カチューシャライン」まで4回に分けて指を移動させます。

5本の指で前頭部の地肌をセンターに寄せるとき。


<STEP.2>側頭部は耳からこめかみまで洗う

耳の上からこめかみにかけて、3回に分けて徐々に上がっていくように前後にスライドさせて洗います。5本の指を地肌に沿わせ、1か所につき5往復動かして。ここでも、しっかり頭蓋骨を意識して、骨を洗うイメージで洗っていきます。


5本の指を地肌に沿わせる。

側頭部は、耳の上に5本の指先をつけ、頭部の丸みを意識しながら洗うのがコツ。ここでは耳の上からこめかみまでを洗います。耳の周りはこっていることが多いので、念入りに。


耳の上に指先を。

<STEP.3>側頭部から頭頂部を上下に細かく洗う 今度は側頭部から頭頂部に向かって洗います。1か所につき5往復、地肌を動かすように細かく上下に動かし、頭頂部へ向かっていきます。6か所目で頭頂部で合流し、最後は左右の指が交差するように合わせましょう。表面をこするのではなく、骨をイメージするのがコツです。


横から上へ。

耳の上からスタートし、頭頂部で左右の指が交差するポイントが終点です。5本の指を頭皮に沿わせ、丸みのある頭部を意識して洗いましょう。


1か所につき5往復、地肌を動かすように細かく上下に動かす。


<STEP.4>後頭部は上下に細かくほぐすイメージで

耳のうしろの生え際から、上下に細かくスライドさせながら下から上へと洗います。1か所につき5往復動かし、だんだんと頭のセンターに向かっていくイメージで。洗い残しがなければ、すすぎをしっかり行います。「もういいかな」と思ってからさらに1回、すすいで。


すすぎをしっかりと!

耳を囲うように5本の指を頭皮に当て、センターに向かって洗っていきましょう。5か所目で両手がちょうどぶつかるくらいがベスト。


上下に細かくスライドさせながら下から上へと洗う。

1回2分、しかも毎日のシャンプーと一緒に行うことができる頭皮マッサージ。習慣化すれば頭皮のコリもむくみも解消、表情にも変化が。さっそく今日から試してみてはいかがですか?


◎おすすめの「頭皮クレンザー」【2選】


【1】SHIRO「ニーム 頭皮クレンジングオイル」
SHIRO ニーム 頭皮クレンジングオイル 80ml ¥5,868

古来から「村の薬局」といわれてきたインド原産の植物ニームのエキスを配合し、健やかな養毛環境に整えるスカルプクレンジング。週に1回を目安に、シャンプー前に使うようにして。


【2】AMATA 「ビロードオイル アーバン アーユルヴェーダ」
AMATA ビロードオイル アーバン アーユルヴェーダ 30ml ¥5,280

頭皮と髪のために厳選された植物性のオイル15種類と、リラクゼーション効果が高く希少なネロリなどの精油13種類を絶妙なバランスでブレンド。


◎女性の頭皮ケアに有効な「シャンプー」【4選】


【1】エッフェオーガニック「ボリュームシャンプー」
エッフェオーガニック オーバイエッフェ ボリュームシャンプー 250ml ¥3,080

ナチュラル&オーガニックなライフスタイルを提案する「F organics(エッフェオーガニック)」から、プロユースにも対応した新ヘアケアブランド「オーバイエッフェ」が誕生。ストレスケアと同時にエイジングケアも叶えてくれます。


【2】エトヴォス「モイストシャンプー」
エトヴォス モイストシャンプー 230ml ¥3,080

髪と頭皮の潤いを守りながら洗い上げ、気になるうねりやパサつきもケア。深呼吸したくなるようなハーブの香りで気分までリフレッシュできます。


【3】シスレー「ヘア リチュアル ボリュマイジング シャンプー」
ヘア リチュアル ボリュマイジング シャンプー 200ml ¥9,900

シスレーの最高級ヘアケアブランド「ヘア リチュアル」。肌のエイジング研究と最新テクノロジーを駆使し、つややかでふんわりとした髪に導いてくれます。


【4】ジョンマスターオーガニック 「S&M スキャルプシャンプー N」
ジョンマスターオーガニック S&M スキャルプシャンプー N 236ml ¥3,190

ジョンマスターオーガニックのアイテムのなかでも、頭皮ケアにフォーカスした「S&M スキャルプシャンプー」は人気アイテム。乳酸桿菌/ザクロ果実発酵エキスを配合し、余分な皮脂をクリアにし、古くなった角質を除去して頭皮の気になるべたつきをケア。セロリ種子エキスを加えることで、潤いを与えて頭皮を乾燥から守り、フケを防止。さらにトウガラシ果実エキスで刺激しながらシャンプーすることで、ヘッドスパを受けたようなスッキリ感を実現できるとか。