【メイク直しの方法】美容のプロが答えるメイク崩れ対処法&おすすめコスメ


皮脂・乾燥・マスクのこすれ。日中のメイクの崩れはどう直す? パーツごとのメイク直しのやり方や、よくあるメイク直しに関する疑問にお答えします! また、テカリ・カサつきに対応するシート・ミスト・パウダーなどのおすすめコスメも紹介。朝の仕込みや午後のお直しで“美メイク”をキープ! キレイが復活するメイク直しテクを習得しましょう。



◎大人のメイク直し事情… どうしてる?

きれいにフルメイクをして外出しても、目的地に着く頃にはメイクが崩れてしまっていることはありませんか? 湿度が高い日・乾燥でカサつきやすい日は特に気になりますよね。
また、仕事の後に予定があっても「一度メイクを全部オフして…」なんて、そんな場所や時間はないのが現実問題… ではどうすれば?
そこで今回は〝キレイ〟が復活するメイク直しの対処法や、あると便利なおすすめコスメを紹介します。美容のプロに聞く、メイク直しに関するコツやテクニックも必見です!



◎美容のプロに聞く【メイク直し】あれこれ

メイク直しっていつすればいいの? いざ直そうとしても余計に崩れて悪目立ちしてしまう… なんて悩みはありませんか? ここでは、女性が悩みがちなメイク直しに関するあれこれを、美容のプロに答えてもらいました。



Q. メイク直し… どのタイミングがベスト?

A. 気になったときに直せば、それでOKです!

「鏡を見て、くずれを感じたときに直せば大丈夫。気になる部分をオフし、その箇所をなじませるのが最低限のプロセスです。『直すタイミングがわからない』という人は、さほどメイクがくずれていなくて必要がないのかも」(美容エディター・大塚真里さん)



Q. 皮脂で溶けたファンデがシワに溜まってなじみません…

A. なじませるのはほぼ不可能。潔く落とすほうが早い!

「シワに入り込んで固まってしまったファンデは、油分で優しくオフしましょう。スポンジに乳液をとり、くずれた部分を優しく拭って。UV乳液なら、日焼け止めの塗り直しも同時にできて一石二鳥♪」(美容エディター・松村有希子さん)



Q. 日中に日焼け止めを塗り直したいけれど、ファンデが確実にとれちゃいます

A. 液体の日焼け止めで塗り直そうとしてますか?

「メイクの上からミルク状やクリームタイプの日焼け止めを塗り重ねたら、油分と水分でファンデがヨレたり落ちたりしてしまうのは当然かも。オススメは、固形UV+パウダーUVの重ね技。カバー力があるタイプで同時に美肌をメイク!」(美容エディター・松村有希子さん)



Q. ファンデの重ね塗りで厚塗り感が…! どうすれば綺麗に仕上がる?

A. ただ重ねていってもヨレるだけ。少しオフしてから塗り直して

カバーしようとむやみに重ねるのではなく、一度軽くファンデを〝落とす〟勇気をもつことも大事。「むやみに重ねて『どうしよう…』と思うくらいなら、パパッとつくり直したほうが早くキレイにお直しできます」(ヘア&メイクアップアーティスト・秋山 瞳さん)



Q. どんなにお粉をつけても崩れてしまうのはなぜ…?

A. その大量のお粉が顔面崩壊の原因です!

「くずさないためにお粉は必要ですが、のせすぎて厚みが出ると、地割れするようにくずれてしまいます。パウダーが肌の潤いを吸って、余計に皮脂が出てしまうことも。
ごく少量のお粉を、薄くサラッとのせたほうがキレイな状態が続きますし、肌表面に粉が少ないほうが化粧直しの際も簡単です」(美容エディター・松村有希子さん)



Q. 日中、乾燥とテカリどちらも気になる… どうメイク直しすべき?

A. 実は〝仕込み不足〟に陥っていませんか?

「水分と油分のバランスが悪くて乾燥とテカリが起きている可能性アリ。お直しと同時に、朝のスキンケア内容も見直してみて。オイルの投入がおすすめです」(ヘア&メイクアップアーティスト・神戸春美さん)



Q. 肌のテカリはどう直したらいいですか?

A. ティッシュでオフして。インナードライ対策も忘れずに!

「あぶらとり紙だと皮脂を取りすぎてしまうので、ティッシュで押さえるくらいがベスト。また、肌の内側の乾きがテカリの原因になってしまっていることも。お直しの後は、携帯ミストなどで保湿を」(美容エディター・門司紀子さん)



Q. 日焼け止めの塗り直しが億劫… 何か手はない?

A. クッションファンデをこまめに重ねて

「外出先で日焼け止めを塗り直すのは確かにハードルが高いので、モバイルできるUVカット効果付きのクッションファンデで代用もあり! 薄づきのものなら、重ねるたびに美肌に」(ヘア&メイク・笹本恭平さん)



Q. 気づくと眉がなくなっている… どうしたらいい?

A. リキッドアイブロウを仕込む

「もとの毛が少なかったり、前髪の摩擦などで特に落ちやすい眉尻に活躍するのが、リキッドタイプのアイブロウ。パウダーやペンシルの前に使うのが、肌にしっかり定着させるポイント!」(ヘア&メイク・笹本恭平さん)



Q. アイシャドウがヨレる… どうしたらいい?

A. メイク前に余分な油分をオフ

「アイシャドウベースを仕込むのもありですが、それより手軽で効果的なのは、メイク前にパウダーをしっかりのせること。こうして油分をおさえれば、ヨレはかなり軽減できるはず!」(ヘア&メイク・笹本恭平さん)



Q. アイシャドウの塗り直し、濃くケバくなるのを避けるには?

A. 上から重ねるだけでなく〝なじませる〟ことを意識して!

ファンデーションのお直しと同様、ポイントメイクも重ねるばかりでなく一度リセットする意識をもつのが大事。
「指の腹を使ってまぶたを優しく2~3回なぞると、程よくアイシャドウがなじみます」(ヘア&メイクアップアーティスト・神戸春美さん)



Q. 仕事後の〝お疲れ顔〟をフレッシュに見せるにはどうしたらいい?

A. 30代、疲れは肌に表れる…! ツヤ足しでフレッシュ感を!

「肌にハイライトを足して、ツヤ感を出すのが一番! 潤い感もあるバームやリキッドタイプを指でなじませるだけで、疲れた顔もぐっとイキイキ蘇ります」(美容エディター・門司紀子さん)



Q. アイメイクがくずれて〝パンダ目〟に…! どうすれば回避できる?

A. 落ちた部分をまずはしっかりオフ!

「メイクオフ専用の綿棒も便利ですし、アイケア美容液をくずれた部分に塗ってオフするのもおすすめ。クッションファンデをスポンジの端に少量とり、オフした部分を整えましょう」(美容エディター・大塚真里さん)



◎パーツごとに見る【メイク直し】HOW TO

仕事終わりに予定がある日は、ちょっとしたメイクテクで朝の〝きれいさ〟をよみがえらせていきましょう。ここでは、ベースメイクやアイメイクなどパーツごとに見るメイク直しの方法を紹介します。



【ベースメイク】メイク直しテクニック
乳液で浮いたファンデを優しくぬぐい取る
少し置いてから拭き取るとキレイに落とせる。スポンジに乳液をとり、ファンデが溜まっている部分になじませてから、優しく拭い取る。最後に軽くタップして整えて。



浮いた皮脂をティッシュオフしてから固形UVをON
顔全体にすべらせるように固形UVを塗ったら、スポンジや手で軽くおさえてなじませる。マスクで擦れやすい頬骨上は重ね塗りを。



少量のパウダーで極薄のUV膜をメイク
パウダータイプのUVを重ね、さらにUV膜を強化。粉をつけすぎないように、いったんティッシュオフしてから肌にのせること。



《くすみや乾燥には》マルチバームで保湿&ツヤ出し
くすみや乾燥が気になる時はバームを指にとり、目の下や口元など気になる部分にうすくのばして、肌にツヤ感と潤いをプラス。額のTゾーンや頬骨の上に塗ればハイライト効果も。マルチバームを準備しておくだけで、お直し後の顔印象が上向きに!



《大きなヨレには》コンシーラーで応急処置!
小鼻や口角は特にメイクくずれが起きやすいので、コンシーラーで整えてメイクしたての肌印象に。カバーしたい部分に少量のせたら、指の腹で軽くたたき込むようにトントンとのばしていく。仕上げに指でなじませて!



【ハイライト】メイク直しテクニック

ハイライトをのせる位置はココ
目頭の下の影、頬骨の上、鼻筋上部、まぶたなどをピンポイントで狙って。



指でトントンとなじませて
バーム状のハイライトを指で適量とり、肌にポンポンと優しく叩き込む。薄く自然になじませて。



【アイシャドウ】メイク直しテクニック

指の腹を使ってなじませる
「まぶたのヨレををなじませた後、もし物足りなさを感じたらシャドウを足すくらいの心持ちで。指の腹を使ってまぶたを優しく2~3回なぞると、程よくアイシャドウがなじみます」(ヘア&メイクアップアーティスト・神戸春美さん)


フェイスパウダーをなじませてから塗り直す
「フェイスパウダーをまぶたに薄くのせてリセット。パウダーもシャドウも指でなじませて粉感を軽減して」(ヘア&メイクアップアーティスト・林 由香里さん)


重ねるならクリームやリキッドタイプ! 「明るい色味のクリームやリキッドタイプのアイシャドウをオン。カラーと一緒にハリとツヤも取り戻して」(美容エディター・大塚真里さん)