アイクリームの効果的な使い方&おすすめアイテム【6選】


アイクリームを継続して使っているのに、あまり効果がない気がする…。そんなお悩みを抱えている方は、今すぐアイクリームの使い方を見直しましょう。今回は、効果的な塗り方に併せて「たるみ」、「クマ」や「くすみ」などお悩み別にアイクリームもピックアップ。さっそく今日から、その効果の違いを実感してみてください。


■目元にシワができる「ふたつの原因」

【1】筋肉の衰えや血流の低下

目元は顔の中で最も皮膚の薄いパーツです。その繊細な目元を陰で支える筋肉のことも忘れずに。目の周りをぐるりと囲む眼輪筋や、まぶたの裏側にある挙筋腱膜は、まばたきや豊かな表情を支える筋肉ですが、加齢や外的刺激によって損傷、伸びたり硬く縮んだりしてしまいます。そして、筋肉が衰えると、皮膚はずるりと下がり、眉と目の間が間延びする、まぶたが覆いかぶさり目が開けづらいといった状態になったり、目尻のシワが定着、アイラインが見えないといったお悩みのほか、眼瞼がんけん下か垂すいといった深刻な悩みを生むことも…。

また、目元ほど、その人の生き方を如実に語ってしまうパーツはありません。なかでも寝不足や疲労感、不幸感までを妄想させるのが、目元のクマやくすみ、むくみやたるみなど。これらすべての引き金となるのが血流低下です。血流が低下すると、まず細胞そのものに栄養や酸素が行き渡らず、肌の再生が鈍化。乾燥が進み、小ジワが定着するだけでなく、目を取り囲む筋肉が酸欠になることで、クマやくすみ、眼輪筋の運動不足による瞬目不全(しゅんもくふぜん…まぶたを完全に閉じることができない)といった悩みまで引き寄せることも。リンパの流れが滞れば、まぶたの腫れやむくみを進行させてしまいます。


【2】表情のクセを肌が記憶し、定着してしまう

そもそもシワができる要因はと言うと、紫外線やエアコンなどによる乾燥、大気汚染や食生活、ストレス、睡眠不足などによる酸化が大きなものです。基本的には表面的な浅いシワが、年齢とともに深くなっていきます。深くなる原因としては、表皮だけでなく、肌のハリ・弾力を支えている真皮の構造がくずれたり、もろくなること。そして、ハリ・弾力が低下し、シワが深く刻まれていくのです。

ただし、シワができる過程が少し異なるのが、目元や額などにできる「表情ジワ」。乾燥や紫外線、真皮の構造のくずれも関係していますが、繰り返される表情のクセを肌が記憶してしまい、シワとなって定着していきます。とはいえ、どんなシワであっても、おばあちゃんになるころには、老化によるたるみが加わり、深いシワになっていくと考えられています。

\諦めないで! 目尻の浅いシワは薄くなる可能性が高い/

シワのメカニズムを示す図。

肌表面が紫外線やエアコンなどの影響で乾燥したり、年齢とともに潤いをみずからつくり出す力が低下して弾力を失うことで、キメが乱れてシワに見えるのが「浅いシワ」。表情ジワのなかでも目尻は浅いシワに入ります。肌の深くまでは到達しておらず、表皮の中で留まっているので、しっかり保湿をしたり、シワコスメを適宜取り入れてケアすることで、シワは薄くなる可能性が高いレベルです。


■アイクリームの効果的な塗り方「2選」

【1】アイクリームは塗り方と量が大事

黒目の大きさは一生変わらないのに「目が小さくなった」「まぶたが重たい」目元老化に効くコスメを一品選ぶならどれ? と、よく質問されます。けれどその前にどんなケア方法なのか問い返すことにしています。つまり“効かせる使い方”を知っているのか…。まず驚くのは“使用量の少なさ”。塗った直後は潤っていても3分ともたずに乾きが始まる。年齢に合わせて使用量は増やすべき。

そして“塗るゾーン”。目元とはこめかみまで、が大人の常識でしたが、さらに領域を広げ、眉上も眉間も。顔の上半分はアイゾーンと考えるべき。また塗るときの指づかいはつねに“一方通行”。シワをつくらない、増やさないためのルールです。もうひとつ、際まで塗る必要はありません。瞬きや視線を動かせば勝手に際へと移動するから。目に侵入するのも防ぐためです。次に“テクスチャー”の見極め。メイク前使用か、日中の重ね塗りか、夜ケア用か、寝る前にパック使いするか。状況に合わせて使い分ける知識が必要です。マスク生活以前は肌(特に頬)を見て、年齢を予測していましたが、今やマスクで隠せないアイゾーンが印象年齢を揺さぶっていることを、忘れてはいけません。


【2】アイクリームの正しい塗り方

目元は皮脂腺も汗腺も少なく、薄くデリケート。頬と比べて、下まぶたは2分の1の薄さ、上まぶたは3分の1の薄さで、例えるならゆで卵の薄皮程度といわれています。皮膚が薄いということは、バリア機能はかなり脆弱。ちょっとした摩擦が致命傷となり、シワ、たるみに直結してしまうのです。クレンジングのとき、アイクリームを塗るときは、絹ごし豆腐が崩れないくらいのソフトタッチでなでるようにしましょう。

また、目元のケアを顔用コスメで代用しても効かない、ということも覚えておきたい。まず、顔用コスメでも目元の肌を保護して乾燥を防ぐことはできますが、エイジングケアまでできるかどうかは別。目元の肌は薄いがゆえに、角質層に潤いを抱え込みにくく、さらにその奥の真皮層まで有効成分が浸透しにくいため、美容成分の粒子が細かいなどの浸透に配慮したアイケアコスメを使わないと、効果が表れないのです。


■おすすめのアイクリーム「6選」

【1】ラ・プレリー「PTレア HR アイクリーム」

ラ・プレリー PTレア HR アイクリーム 20ml ¥147,950

これ以上ゆるませない、目元肌を委ねる最高峰クリーム。プラチナ粒子に3種のペプチドを組み合わせた独自成分配合で、徹底的に肌細胞の若さを保つ最高峰のテクノロジーを投入。疲れ感と無縁の目元へ導いて。


【2】ジュリーク「ハーバル アイクリーム」

ジュリーク ハーバル アイクリーム 15ml ¥7,480

デリケートな目元に颯爽さと潤いを与える目元用クリーム。ジュリークが厳選した独自植物「サンシキスミレ・温州ミカン・ヤロー」配合。穏やかな香りが心地良く、萎みがちな目元をふっくら整えます。


【3】ヘレナ ルビンスタイン「リプラスティ R.C. アイ クリーム」

ヘレナ ルビンスタイン リプラスティ R.C. アイ クリーム 15ml ¥39,600

バンデージ効果のようなハリ感を目もとにも。ヘレナ ルビンスタインの大人気ライン「リプラスティ」から、アイゾーンダメージに特化したエイジングケア(※1)クリーム。独自成分プロキシレン(※2)を高濃度(※3)で配合した繊細な目もとのためのフォーミュラで、バンデージを巻いたかのようにハリのある目もとへと導きます。デリケートなエリアだけに、特別なアイテムとお手入れの丁寧なケアで若々しさを取り戻して。

※1 年齢に応じてハリ感を与えるスキンケア
※2 ヒドロキシプロピルテトラヒドロピラントリオール(整肌成分)
※3 ヘレナ ルビンスタインにおいて


【4】クレ・ド・ポー ボーテ「クレームイユーS」

クレ・ド・ポー ボーテ クレームイユーS 15g ¥29,150

目もと悩みに特化した成分が高配合されている。目もとのハリや弾力のサポートには、ショウガ科植物の根茎から抽出した成分とグリセリンをブレンドした保湿成分「ルムプヤンエキス GL」が活躍。本成分が、既存のマッサージクリーム『クレ・ド・ポー ボーテ クレームドマッサージュs』の5倍の濃度で配合されている。そして、温州ミカンの果皮から抽出した「チンピエキス」にグリセリンを加えた保湿成分が、くすみが気になる目もとの明るさにアプローチ。クマや小じわ・たるみやくすみなど、年齢サインが現れやすい目周りの悩みをまとめてケアしてくれます。


【5】クレ・ド・ポー ボーテ「クレームイユーn」

クレ・ド・ポー ボーテ クレームイユーn 20g ¥53,900(医薬部外品)

独自成分ピュリファイングB (保湿 ・整肌)(※1)を高濃度(※2)でたっぷりと配合したアイクリーム。しっとりとコクがありながらも軽やかに肌へ溶け込み、べたつきもないので夜はもちろん、朝のお手入れにも。くっきりと冴えた目もとに。ピュリファイングB(保湿・整肌)(※1)、美白有効成分4MSK(※3)配合。

※1 桑白皮エキス、ケイ皮エキス、オドリコソウエキス、MPCコポリマー、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、イソステアリン酸、グリセリン、キシリトール、PEG/PPG-17/4ジメチルエーテル、アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム、トリメチルグリシン
※2 シナクティフラインにおいて高配合
※3 4-メトキシサリチル酸カリウム塩


【6】コスメデコルテ「iP.Shot プルリポテント ユース コンセントレイト」

コスメデコルテ iP.Shot プルリポテント ユース コンセントレイト 20g ¥11,000 (医薬部外品)

シワ改善有効成分に加え、美白有効成分トラネキサム酸を新配合。だからくすみやシミができやすい目元に最適。